奈良県にあるたんぽぽの家協力のもと福祉をかえる「アート化」セミナーin鳥取を鳥取市文化センターにて開催しました。
1日目は交流会を開催し参加者の皆さまが交流できる機会を設けました。県内だけでなく県外の方の取り組みや悩みなどを講師の方を交えとても濃密な時間でした。
2日間にわたるセミナーのご参加ありがとうございました。
次回セミナーを開催するにあたりご意見ご感想などがありましたらお問い合わせフォームよりご連絡ください。
地域をかえるアートの力
◇趣旨
福祉の現場がクリエイティブになること、人が豊かに生きることをテーマに継続して開催してきたアート化セミナー。今回のキーワードは地域とアートです。
近年、地域に開かれたアトリエを持つ福祉施設が生まれたり、障害のある人と芸術大学がコラボレーションしたりといった、アートを通じて様々な立場の人が出会ったり、協働したりする取り組みが少しずつ生まれています。これらの取り組みの中では、アートは人と人をつなぎ、また、人が出会う場所をつくりだしていると言えるでしょう。そこで、今回のセミナーでは様々な事例から、アートを通じて地域とつながり、新しい価値を生み出していく可能性について考えてみたいと思います。
▼セミナーの様子
◇日時
2019年11月9日(土)
13:30~16:30 (受付・開場は13:00から)
オプションプログラム 16:30~18:00
交流会 18:30~
2018年11月10日(日)
10:00~16:00 (受付・開場は9:30から)
◇会場
鳥取市文化センター 大会議室(鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目701番地)
◇参加費
両日参加・3,000円 1日参加・1,500円 *交流会・一律3,000円
対象:鳥取県・近隣県の社会福祉施設職員、学生、アーティスト・デザイナー、そのほか関心のある人
定員:各日100名
◇登壇者
◇プログラム (1日目)
1 3:00~ 13:30 受付・開場
1 3:30 ~ 1 3:40 [10min]
ごあいさつ
1 3:40 ~ 14:30 [50min]
事例紹介①「まちの表現と居場所」
武捨 和貴 NPO法人リベルテ / 長野県
長野県上田市にて、城下町の町家を改築したギャラリー&アトリエを運営している「リベルテ」。まちなかにあるそのスペースでは、日々、障害のある人たちが表現活動を通してはたらき、たくさんの人たちが訪れ、また、文化施設などとも協働しながら、福祉と地域の交差点が生まれています。そんなリベルテの取り組みから、まちのなかにひらかれた場をつくることについて考えたいと思います。
1 4:30 ~ 15:20 [50min]
事例紹介②「第三の場所としてのアトリエ」
岡崎 潤 デザイナー、造形教室主宰
近年、福祉施設でのアート活動が盛んになりつつある一方、障害のある人たちが地域の中で自由にアートを楽しめるような場所はなかなかありません。そういった場所の存在は障害のある人たちの日々の息抜きにつながったり、居場所づくりになったりと様々な可能性を秘めています。職場でも自宅でもない第三の居場所としてのアトリエのあり方について、岡﨑さんの主宰する造形教室「アーピカル☆」、「オープンアトリエ mirumiru」の実践を通じて考えたいと思います。
15:20~ 15:30 休憩
1 5:30 ~ 16:20 [50min]
ゲームプレイ「知的財産権をたのしく学ぼう!」
ファシリテーター:一般財団法人たんぽぽの家
表現や情報を発信していく際に大切になってくるのが著作権や意匠権などの「知的財産権」(知財)です。一見すると複雑に思えてしまう知財の問題ですが、少し学べば自分たちの表現をより安全に発信していくことができますし、知財を知ることが自分たちの新たな表現の発見につながるかもしれません。そこで、たんぽぽの家が開発したカードゲーム「知財でポン!」をみんなでプレイし、知財とはどんなものか、その感触を学び合いたいと思います。
1 6:20 ~ 16:30 [10min]
1日のまとめ
16:30 終了
16:30 ~ 18:00 [90min]
オプションプログラム「見学ツアー:アートスペースからふる」
鳥取市の商店街のなかで障害のある人たちがアート活動を行っている「アートスペースからふる」。最近ではデザイナーと共同して商品を開発するなど、その活動をひろげています。そんなクリエイティブの現場を実際に見に行きましょう!
※セミナー終了後に行いますのでご自由にご参加ください。
18 : 30 ~ 交流会(希望者のみ・別途参加費)
◇交流会 18:30~
9日(土)のプログラム終了後、講師との交流会を開催いたします。おいしいご飯をかこみながら交流を深めましょう。参加をご希望の方は併せてお申し込みください。
会場:cafeSOURCE 〒680-0832 鳥取県鳥取市弥生町 227 グレースビル2F MAP
会費:3,000円(当日、セミナー受付または交流会受付にてお支払いください)
◇プログラム (2日目)
9:30~ 10:00 受付・開場
1 0:00 ~ 1 0:10 [10min]
ごあいさつ
1 0:10 ~ 11:40 [90min]
事例紹介③「人と人をつなぐアート」
木野 彩子 鳥取大学地域学部附属芸術文化センター
大井 卓也 一般財団法人たんぽぽの家
鳥取大学の木野彩子さんは地域の人たちと連携をしながら「鳥取銀河鉄道祭」、「鳥取夏至祭」など、鳥取のまちなかで展開される様々なアートプロジェクトを実施しています。また、奈良のたんぽぽの家では京都市立芸術大学とのコラボレーションのもと、様々なプロジェクトを展開しています。これらの大学と福祉施設や地域の人たちなどが協働している事例から、多様な立場の人たちが出会うことで生まれる新しい表現や学びの可能性や、地域の資源としての大学のあり方について考えたいと思います。
1 1:40 ~ 12:30 [50min]
ワークショップ「ツミマショウヤ」
ファシリテーター:株式会社ぬか 生活介護事業所 ぬか つくるとこ
岡山の生活介護事業所「ぬか つくるとこ」では、やりたいことをやりたいときに取り組めることをテーマに活動を続けており、彼らの自由なふるまいからは様々なひとくせあるグッズやアート活動が生まれています。今回は、そんなぬかの日常から生まれた「ツミマショウヤ」(ものを積むワークショップ)を、ぬかのメンバー(ぬかびと)と一緒に体験し、表現を見つけ出す眼差しを学ぶとともに、身体・心をほぐしましょう。
12:30~ 14:00 休憩
1 4:00 ~ 14:50 [50min]
事例紹介④「しごとづくり:社会とつながるチャンネルをつくる」
原田 啓之 医療法人清明会 障害福祉サービス事業所 PICFA
佐賀県にある共同作業所PICFAは障害のある人の表現活動をしごとにつなげる様々な取り組みを行っています。その内容はグッズ制作から公共スペースでの壁画制作、ライブペインティング、企業とのコラボレーションによる日本酒づくりなど多岐にわたり、ただ単にアートをしごとにするだけでなく、施設と地域をつなぎ、彼らの存在を社会に広く伝えることにつながっています。そんなPICFAの取り組みから、しごとづくりのヒントを学びます。
1 4:50 ~ 15:50 [60min]
「障害とアートの相談室」
ファシリテーター:一般財団法人たんぽぽの家
セミナーの最後に、参加者のみなさんと一緒にアート活動に関するお悩みや相談事を話し合う「障害とアートの相談室」を開催します。人材や環境などの具体的なお悩みから、漠然とした不安まで、みんなで想いを共有し、考えあいましょう!
15 : 50 ~ 16:00 [10min]
おわりのごあいさつ
16:00 終了
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